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――数日前にインターネットで。

「オトナになったピーターパンが選んだ職業」についての漫画が。

アップされて話題になっていたよね。

まだ観ていらっしゃらない方のために、お話のラストについては控えるけど。

それなりに可愛いストーリーだったよね。

 

…クリスマスをだいぶん過ぎてしまったけど。

 

ずっと体調を崩し気味だった穂花は久しぶりに年末の慌ただしい街に出た。

マスクにババシャツの重装備で車椅子を右手で片手駆動しつつ、

今年もお世話になったBFクンご一同様に。

脳裏に一人ひとりの顔を想い浮かべながら、それぞれのプレゼントを見繕う。

 

ここ一年ぐらい穂花は。

ティンカーベルのグッズにハマっている。

 

BFクンたちもそれをご存知で、

今年の穂花はティンカーベルをあしらったいろんなお品をちょうだいしました。

Tシャツだとかスカートだとか、はたまた入院の際のお寝間着だとか。

皆さん、本当にありがとう。

 

 

 

*実際にとあるBFクンの貢ぎ物のティンクのネグリジェを着る入院中の穂花。あ、現在はもう少し髪の毛生えましたよ。

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ねぇ、知ってる??

あのね。ティンカーベルってね。

ピーターパンのお話のなかでは「自身の力で光り輝く女性」の暗喩なんだって。

 

 

いつまでもオトナになれない永遠の少年のピーターパンは。

童話の世界ではヒーローかも知れないんだけど、

心理学的にはDV男性の特徴を網羅してる、そうもいわれてるんだよ。

 

そのピーターパンを支え続けているのがヒロインのウェンディね。

 

一見ピーターパンの本命?(もっとも、お子チャマの彼がウェンディに

恋をしているのかどうかについては甚だ疑問だけど)の彼女は、

お話のなかでは幸せなんだろうけれど。

 

現実には一番カモにされてしまいがちなおんなのタイプ。

 

そんなウェンディに対して。

 

――彼の社会的な立場や財力といったオトコの力がなければ自己の存在さえも、

あやふやになってしまうような…そんな弱さではなく。

 

自分の力を信じて輝けるような女性の象徴としてのティンクに。

穂花は憧れるかな。

 

 

まあ…そんなでね。

買い物の途中、ティンクのマスクケースを兼ねた小物入れが売っていたのね。

ゲットすべきかどうかスッゴく悩んだ。

 

 

結局、かなりケチな穂花は。

 

その場で悩む場合は即決せず、そしてプライスにかかわらず。

最低三日間は本当に自分にそれが必要なのかどうか考えるようにしてるから。

 

買わないで帰宅したんだよ、まあ千四百円だよ。

一回外で晩ご飯を食べたと思えば買えないことはないカンジだけどね。

 

 

一瞬BFクンご一同様のお顔が浮かんだよ。

値段的にも穂花がおねだりすれば誰かしら買ってくれそうなイメージだよね。

クリスマスの時期だし…ちょっと過ぎたけどね。

 

 

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ただ。

なぜ自分がここまでこの頃ティンカーベルのモチーフにこだわっているのか。

そこを想ったら、次の原稿料が来るまで待って、

穂花自身で稼いだギャラで買いたいなあって思いに至ったんだよ。

 

なんだかこういう想いに至れた自分もまた少し成長したのかな。

だとしたらうれしいな。

 

 

とはいえ、穂花もピーターパン以上にオトナになれないようで。

 

実際にリアルな「ピーターパン」を過去ふたりも、

扶養した苦い経験もある穂花だし(笑…えない)。

 

そんな穂花ちゃんですので…BFクンの皆様、いや。

年末だから多少盛っておくか…おじさま←本当にタイピングミスです|д゚)

あ!間違った(恥)。王子様ご一同様ww

 

 

 

 

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*愛知のノリコちゃんもプレゼントありがとう♡BFクンは「羊頭を掲げて狗肉を売る」と申していましたが…犬じゃなくってきっと豚肉ですww

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ーーとにかく。

明年も穂花ちゃんをどうぞよろしく。

 

もうすぐ五十歳です。

できるだけ自分のものは自分で得たお金で購入いたします…

 

でも…だからって別にプレゼントはお断りいたしておりません…

誕生日は5月10日ですが、穂花…通年で王子様からの貢ぎ物は大歓迎!

王子様のみならず、お姫様でもキングでもクイーンでも。

 

こんな穂花を嫌わないでね…違うか。

 

 

本当にみなさんどうもありがとうね。

 

 

――帰り道、穂花の頭のなかで。

奥居香が歌う「ティンカーベル」のメロディーがグルグルと回転してたよ。

別に穂花ちゃん、ヤキモチ妬きじゃないんだけど。

 

むしろ、自身のヤキモチを妬かなすぎる部分、

オトコに寛大過ぎるところが。

チャラ男をさらにつけあがらせ、リアル・ピーターパンを増殖させてしまった…

遠因だとも穂花は今更ながら思ってる。

 

願わくば来年は、

巧く可愛くヤキモチを妬くおんなになろう、

王子様どもがドキドキするくらいの穂花ちゃんにならないと(笑)。