思うところがあって今般、数年ぶりに精神障害者保健福祉手帳を再申請。
ようやく手元に届いた。

幾らてんかんもあるとはいえ発達障害が主訴としては珍しい1級。
最重度。

身体の手帳も重度判定がついているため…
もう本当に立派??な「障害者サマ」の穂花となった♿


*東京都の精神の手帳は緑色。身体の手帳についても今回新しいものが再交付されました

今年の春から右腕しか自由に動かせない状態が続いている😿
いろいろ不便になったなあと思う、ゆっくりゆっくりにしかこなせないよ。

…出来ないことも多くなったから。
いろんな便利なもの☺も取り入れました。

以前も紹介したロボット掃除機くん。
さらに助っ人として、どのような使い方をしても拭き掃除可能な、
ワイパーを導入しました。

実は…このロボット掃除機よりもワイパーのほうが高価でした。
見た目はただのフローリング用ワイパーに見えるだろうけれども。

正直購入は躊躇したよ…💦

しかし。
値段以上の働きをしてくれるワイパーくん💕のおかげで、
フルバリアフリーな穂花の自宅はまるで、
車椅子ユーザーがひとり暮らしをしている部屋だと思えないほど、
いいコンディション✨が続いています。

基本的には市販のフローリングシートをセットして、
毎日車椅子に座ったまま、
動かせる右腕だけで床を掃除します。

事前にロボット掃除機くんがあらかたキレイにしてくれているので。
問題なく部屋はピカピカ✨です。

でも。麻痺で力の加減が出来ない穂花が、
どういう動かし方をしてもガクッ!といかない工夫がなされている、
このワイパー。

フローリングシート以外のもの…
例えば窓拭き用のスポンジのヘッド、風呂掃除用のブラシ、
単純に濡れ雑巾等々。

セットするツールを替えて万能利用。
あらゆる場所の掃除が出来る工夫がなされています。

穂花にとっては決して安い買い物ではなく💸
ちょっと勇気は要りましたが、現在はとっても満足しています。

――穂花は今のところヘルパーさんの力を借りてはいません。

最重度の判定を受けた重複障害者なので、
障害区分的にもサービス導入は可能な立場です。

当然、これまでの病歴をもとに申請すれば、
介護保険2号被保険者と認定される可能性も高いと思われます。

ただ。
自分でがんばれる間はどうにかもうちょっと頑張りたい💪と思う、
そういうスタンスです。

障害者、高齢者に関わらず。
福祉のサービスを考えるうえで一番財政を逼迫するのは、
人件費だといえます。

施設入所、在宅に関係なく、
今後の福祉の在りようを鑑みる上で最も大きな問題は、
マンパワーの確保とそれを支える費用。

――現在穂花が住んでいるような、公営のバリアフリー住宅の充実。

それから、障害者でも容易に使いこなせる電化製品、生活用品が…
日常生活用具として公費である程度賄われる。

もしも。
障害の制度でその辺りの裏付けがなされたら、
現在ヘルパーさんの手を借りなければ生活出来ない人も…

かなりの数完全自立が図れるかもわかりません。

そのためには当然一定の初期投資が要ります。

穂花は「躊躇した」といいつつも…
障害年金を二種類受給し、国と都の手当を申請した上で、
自分でも働いてはいる身分だから、
ある程度までは自費で負担出来るのですが。

これが例えば生活保護受給であれば難しい買い物です。

車椅子専用の都営住宅に入居するにも一定の条件が課され、
しかも抽選です。
当選するのはかなりの狭き門です。

そんなところで。

おそらく、障害をカバーし得るツールさえあれば、
自分の力だけで暮らせる人にとっても。
現在の制度上公費で賄える手っ取り早いところはヘルパーさんを呼ぶこと。

それで…障害者支援サービスとしての、
ヘルパーさんに依頼しているケースも多いと感じます。

でも。福祉の現場、特に介護業界は慢性の人手不足。

いい人に働いてもらうにはやはりお金が必要です、
ボランティアではない以上当たり前です。

いいヘルパーさんの確保に費用がつぎ込めないんだとしたら。

代わりに障害がある人でもどうにかそれがあれば自立出来そうな…
様々な道具を購入するための費用って、
制度でもっと認められないんでしょうか。

長い目で見れば…きっと福祉に携わるマンパワーを確保する上の、
人件費が抑えられるんじゃないかと思います。

政治家等々の偉い立場の皆さんが、
今日たまたまこの記事を読んでいてくれないかな。

最重度障害者のひとりとして穂花はマジで希っています🍀