別のサイトでも散々ネタにしているから、

ご存知の方もいらっしゃるかも知れないんだけど。

 

 

東京都下で家賃13.700円!の事故物件に住んでいる穂花は、

当然の如く?幽霊の彼氏(享年六十五歳)とラブラブに同棲中

 

もう…はじめての年上の彼氏なんだけど、

とにかくヤキモチ妬きで束縛しまくるの、穂花のことww

 

例えば。

彼ってば、穂花が生身のオトコどもと長電話でもしようもんなら…。

途端に拗ねちゃって。

話がサイコーに盛り上がってるとこに、

幽霊くんならではの磁場の力で電波を止めちゃって…いきなり。

…ブチッと切れる穂花のピッチ。

これって、穂花が彼から愛されている何よりの証拠かしらん??

 

 

まあ、そんな感じで。

ここしばらくずっとひとり暮らししています…いや、幽霊くんとふたり暮らしだった。

でも、幽霊くんなんて可愛いもんよ、束縛するっていっても、

電波届かなくして穂花のピッチを切っちゃうか、まあ憑りつく程度のことしか出来ないし。

 

50年近くも生きていると。

人生もいろいろあり過ぎてもうしばらくは、

恋だの愛だの面倒臭いから要らないやという想いに達してきます。

先のことはわからないから何とも言えないんだけど、

少なくとももうケッコンはノーサンキューかな。

すでにバツがふたつも付いています、おそらく結婚とか妻とか…。

そういう言葉がめっちゃ似合わない自分なんだろうと悟りを開きつつあります。

 

 

それでも、

まだ幸せになりたいだとか、普通に真っ当なオトコと恋がしてみたかっただとか、

未だにそういう類の煩悩の塊です。

 

 

別に結婚が継続している友人知人が羨ましいということでもないです。

穂花は孤独と引き換えにどうしようもない自由を手に入れているので。

はじめに自由ありき。

自由が欲しくて、そのほか全てを棄てました。

 

 

だけどね。

時折いろんなことが心をよぎって死にそうになります。

これから年老いて枯れていく未来が不安だというのではなく寧ろ、

今まで重ねてきた失敗と後悔とに胸を潰されて苛まれまくり。

そこにすり寄ってきて、

穂花の心を占めて揺すぶるのがのが真の孤独って奴です。

 

 

幽霊の彼がヤキモチを妬くくらいの存在のオトコなら身近にいます。

まあ彼氏とかいう立ち位置ではないにせよ、

それっぽいスタンスで話し合えるような相手であればね。

ただ、そういうBFたちとも全てを赦しているわけでもなく、

いつでも諦めがつくようにマジにならないように心してる。

それがおとなの女性の賢明なありようでしょって、

虚勢を張っている、裏切られた時につらくなりそうでとてもマジにはなれない。

 

つまり、

裏切られた時のことをはじめから想定している=そもそも相手を心から信じていない。

そういうこと。

 

こんな穂花をあなたも笑えないだろうと思う。

だって、ネガティブワード検索の果てに、

このブログにたどり着いたんだもんね。

 

 

でもね、笑ってもいいんだよ。

それであなたが多少なりとも元気になるんだとか、

あたしと同じようなイタい奴ってほかにもいるんじゃん…って、

そう思って少しでも気を取り直してくれたならうれしいな。

穂花のダメ恋愛もこれで成仏出来るんじゃないのかな、多少は。

 

イタくてもダメでもとりあえずオッケーだよ。

カッコ悪くても別にいいんじゃん。

 

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今夜のごはんだよ。

なんか胃が悪いから…極力油っ気のない食事です。

バーゲンでゲットしたサバ缶をベースに、

いっぱいあり合わせの野菜を投入して長野風?のお味噌汁。

同じく見切品のカツオの柵を茹でこぼして角煮にしたもの(穂花宅の常備菜)。

お手製の糠漬け、そしてちょっとこの写真ではわかりづらいかもしんないけどお粥。

夏バテの身体に優しいです。

 

 

しかし。

話す相手もいないわけではないし、

飢え死にしない程度にライティングの案件も来ているんだけど。

 

本当にひとりぼっちな状態よりも、

却って誰かが近くにいて、そこそこ世間に望まれている状態にある時にこそ、

孤独をリアルに感じて心が張り裂けそうだよ。

 

人々に囲まれている自分なのに、何も繋がってはいない現実。

まるで休日の渋谷のスクランブルで…。

車椅子の前輪が雑踏の中、溝に嵌まり込んで動かない時の切なさに似ている。

 

穂花