穂花です。
新年度がスタートしました。

今日は新しい元号も発表されるのだとか。
世の中はどんどん動いているんだなあ…なのに。

穂花ときたらずっと人生省エネモード、ひとりだけ取り残されてるよ。
時代の変化についていけずに世間から切り離されてるような心持。

ひたすらヒッキーしてます。
この春は一度も桜の花を観ないまま終わりました、いつ開花したのかすら知りません。

穂花の部屋だけ世界から切り離されたまるで別次元、別空間。

だけどね、疲れ切って死にたいと呟きつつも。
ひたすら部屋に引きこもり続けてるとここは安全な場所だとホッとする自分もいる。

次第にこのひとりぼっちの部屋がある種の無何有の郷に思えてきて…
なんか楽で、この穂花だけのアヴェロンから出たくない。

ここから出なければもう誰とも争わずに済むもん。
心がすれ違って苦しいとか、もう思わなくても済むもん…

どうしようもない孤独よりもむしろ。
他人の顔色が読めない自分を責め続けて生きることのほうがずっと苦しいもん。

思えば昔から穂花は人が嫌い。
子どもの頃からずっと、他人と交わり合うのは苦手だった。

無人島に生まれたかったな、最初から生まれてこなけばよかった…

太宰じゃないけど。

社会のシステムのなかで、他の人が平気で「ダブルスタンダード」に甘んじ、
ダブルバインドな持論の展開で身勝手に穂花の心を縛ってばかりな現実が、
穂花は我慢ならなかった。

ずっと他人の都合に振り回され、自分を殺し、自分が空っぽなのに…
それでもNOといえない弱い自分が穂花は許せなかった。

他の人との様々な利害も絡むセンシティブな理由なので割愛しますが。
暮れからいろんなトラブルに巻き込まれ続けていて、穂花は心底疲弊しました。

穂花も…本名の自分も休みたい、
いや、もうやめたい。
もっと言えばはじめからすべてなかったことになりたいよ。

弱すぎて情けない自分なんかいなくなればいいのに…
存在するだけで社会に迷惑をかけてしまうだけの自分。

もう死にたいよ、生きていてごめんなさい。生まれてきてごめんなさい…
そう強く思っているのに、踏ん切りがつかなくて自殺すらできない。

死にたいくせにごはんも食べる、水を飲むばかりかお茶も淹れる。
人嫌いなくせにしつこく他人にメールする自分がいる。

最低限のことは保たなきゃって無理やり自身を奮い立たせ、
整容して化粧して…部屋の掃除して炊事して洗濯もして。
穂花は見た目だけは普段通りを装ってるよ。

死にたくてたまらないのに当たり前でありたい。
願いつつなんだかんだ生きてしまう滑稽な自分に蹴りを入れたいくらいだ。

自殺を既遂できた人って勇気があるよな…尊敬すらしてしまうよ。
それくらい穂花って存在はダメダメ。

死ねもしない穂花は最悪。
そう部屋に閉じこもって思い続けていると、言葉ってすごく力があるのかな?
穂花ってば…ますます「呪い」にかかるみたいで。

本当に自分という存在はゴミ以下に思えてくるよ。

死にたい時にとりあえず穂花ががんばってみることをご紹介する。

*現状できていることはどうにか維持する

今の穂花は確かに生産的なことはほぼできていません…
ただ、最低限の日常生活は自力でこなせています。
朝起きて掃除して洗濯機回してゴミ出して…圧力鍋で玄米ご飯を炊いて。
これだけでもどうにかできている現実は評価に値するよな。
そう自分で自分を褒めつつ、できていることは維持できるように努めています。

*手を動かす

穂花は手を動かすと心の乱れが少し鎮まるみたい。
そう気づいたので。

穂花はバーゲンで買い置きしていた乾物などを活用し、
日々キッチンで常備菜をちまちま作って過ごしています。

手を動かすと本当に心も落ち着くんだよ、試してみて。
うつにハマっている時こそ心身を保つために、
日々のごはんはとっても大切だからお料理は一石二鳥だといえます。

ヒッキーの期間は誰しも金欠に陥りがちだからこそ。
貧乏メニューの開発も兼ねて自炊生活ね。

穂花自身はまだそこまで回復できていないため実践できていませんが…

気分の落ち込みからやや脱出できた方であれば、
タッチタイピングの練習も兼ねてデータ入力の在宅ワークとかもよさそう。
お小遣い稼ぎに。

動物のなかで唯一直立二足歩行が叶う人間なら、とにかく手を動かせ。

*自分が居なくなったら寂しく思ってくれそうな人の名前を紙に書き出してみる

試みる際は、敢えて肉筆にこだわる。
手書きで相手の名前を丁寧に書くと効果高いよ。

もしも自分が突然この世界からいなくなってしまったとしたら。
びっくりしてくれそうな人、泣いてくれそうな人、悲しみに沈む人…
一人ひとりの名前を想い起こして書き出してみよう。

達筆でなくてもいい、一画一画、一字一字丁寧に書き記そう。

天涯孤独な穂花であっても、一人ひとりの名前を丁寧に書き出してみると…
意外といろんな人の名前を想い起こすので自分でもびっくりしちゃうよ。

ご両親のある方、ご結婚してパートナーやお子さんがある方ならなおのこと。

自室でヒッキーしてても、例えばSNSで繋がってるだけでも、
DM機能でやり取りしてると、それこそ本名とか知らなくっても、
誰にも言えなかった苦しい本音を話せる相手って意外といるものじゃない。

知り合い程度の方の名前でも、苗字しか知らない人、
ハンドルネームしか知らないような人でもいいです…

自筆で紙に書き起こしてみたら、
意外にも10人、20人ってところには収まり切れないじゃない。

あなたの手で書き出した「名前のリスト」はそれこそ、
あなたに「生きていて欲しい」と望む人たちの確かな存在。

あなたを愛してくれている人たちの存在を、
あなた自身に(私自身に)如実にわからせてくれてるじゃない。

この事実を改めて目で見て確認することによって、
ああ…まだ早まっちゃダメだなあって思えて来るような、そんな気がしない?

毎日、その繰り返しでいいと穂花は思う。
ダメダメで落ち込む時にこそ、そう自分に言い聞かせてる。

死にたい気持ちを一日一日やり過ごす、自身の人生のルーティンワークとしてさ。

4月に入ってだいぶん日の出が早くなった気がするよ…

穂花が住む町田王国はこの時期午前5時でもそれなりに明るい。

お寝間着から着替えて、メイクしてウィッグ被って…
今日は久しぶりに自分を鼓舞しつつ、これから頑張って車椅子で散歩に興じたいと思います。

どうにかコンビニまで行けたら、シュークリームを買いたいな。

前田 穂花